「声の大きい人」は強いのか
こんにちは。忍です。
人事異動も落ち着き、職場に平和が訪れてきましたね。
職場にはさまざまな人がいて、仕事のスタイルの十人十色です。
今回は、どの職場にも必ず一人はいる「声の大きい人」についてです。
物理的に音量が大きいということと、自分の意見を声高に叫ぶことを指します。
ここでは後者の人について考えてみましょう。
会議でひたすら持論を展開する・決まったことについて後から文句を言い続けるなど、周囲から見れば迷惑極まりない人種だと私は思っていますが、冷静に考えるとこの手の人は実は必要な人材であることに気付きます。
声の大きい人の必要性
①たたき台になる
ほとんどの場合、声の大きい人は深く考える前に意見を出します。荒削りであったりミスを含むこともありますが、プロジェクトの基礎となる部分を作り出すことができます。
とりあえずスタートを切るための先陣としての役割が向いているのです。
控え目だが賢い人が多くいる環境ならば、たたき台を修正していくことは容易でしょう。
②活発な意見の雰囲気を作る
しょうもない意見を出し、論点のずれた議論を繰り広げる迷惑な存在。それが声の大きな人ですが、数多く発言し意見を出すということで発言することへのハードルを下げる役割を持っています。
数多く意見が飛び交う場なら、手を挙げることへの躊躇いもなくなりますね。
ただし、論点をずらし続けるようなら誰かがコントロールしなければなりません。
そういう意味で声の大きい人が議長になってしまうといつまでも結論の出ない地獄の会議になってしまうので注意が必要です。
③不正をただすきっかけをつくる
声の大きな人は遠慮がありません。多くの人が黙認しているルール違反を指摘することに罪悪感を感じません。
近年大企業の不祥事が増えてきていますが、声の大きな人が早めに摘発していれば大事になる前に収拾がついたのかもしれません。
慣習的に許されているルール違反は、多くの場合手続きの効率化など何かしらの理由があってのことです。それを無くそうとすると迷惑を被る人が出てくるでしょう。
指摘を明確化し、どうすれば改善し不正を無くせるのかを考えるきっかけになるのが声の大きな人の無遠慮な意見なのかもしれませんね。
声の大きな人はハッキリ言って嫌いです笑
しかしその重要性もわかっているつもりです。社会で生きてく上で大事なのは、自分や相手がどういった役割の人間なのかを意識することです。